うたのわっか 2024 指揮者感想
- 松井
- 1月6日
- 読了時間: 2分
更新日:11月18日

愛知県の名古屋市で活動している、愛知混声合唱団 指揮者の松井です。
さて、2024年の年の瀬、うたのわっかで愛知混声合唱団は歌い納めをしました。
思えば今年は、8月に第7回の演奏会を終え、9月のお休み期間を経て、10月~12月の3か月間の成果を出させていただきました。私たちは、あくまで楽しく合唱を続けることを目的としています。無理なく、月に2回の練習。その中で、あいこんなりのベストを尽くせたかなと思っています。
披露した4曲に対してのお客様の反応は様々でしたが、よかった感想は力に変え、まだまだという感想については、伸びしろととらえ、成長していきたいと思います。
今回、何よりよかったと思うのは、「出だし」。
本番前の最終練習では、出だしで緊張しすぎてしまい、実力を出し切れていない人が何人かいたのを感じました。
「しあわせよカタツムリにのって」という歌で、幸せの伝播を表現したいという思いが、私の中にあったので、団員の皆には、「既に心が満たされた状態で舞台に立とう」という話をしました。
当日。今回も、うたのわっかのトップバッター。舞台に立ち、いつも以上に笑顔があふれた団員の皆さんの表情を見て、いい響きが聞けそうだという期待感を感じました。
「しあわせよあんまりはやくくるな」美しいフレーズを幸せな気持ちで歌えたことが本当によかったです。
そして、もう一つよかったのが、「対応力」ではないかと。
もう一人の指揮者であるゆうたくんも、「演奏中の安定感と表情に余裕があった」と言っていました。実は、今回のリハーサル。4曲中、伴奏曲2曲の合わせが様々な兼ね合いでできませんでした。2週間空いてのぶっつけ本番でしたが演奏が崩れてしまうような不安を感じなかったそうです。
これからの伸びしろと言えば、「緩むこと」かもしれません。
皆の気持ちが強すぎて、フォルテやクレシェンドが荒くなってしまったり、周りの音との調和が崩れてしまったりしたところがありました。少し肩の力を抜いて、周りを聞きつつ自分の声の居場所を探ることも必要かもしれません。
でも、みんなの気持ちが乗った合唱が、一番心を打つと信じています。だから、上に書いたことは、いいところでもある(笑)
指揮者が表現したいことを団員の皆さんが汲み取ってくれ、それを力いっぱい出そうとしてくれているのが伝わったうたのわっかでした。2025年も、素敵な合唱時間を皆さんでつくっていきたいです。

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